【内容紹介】
第74回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の各賞受賞!世界が注目する濱口竜介監督の書き下ろし演出論。
映画とともに生きるとはいかなることなのか、カメラの性質と演技の本質を根源から問い直し、ワークショップや本読みを経て、これこそが演じることだと思わせる瞬間を引き出す。その驚くべき映画の方法が「ハッピーアワー」の成立過程を通じて解きあかされる!
4万字超の圧倒的な書き下ろし演出論に加え、「ハッピーアワー」シナリオ+サブテキストを完全収録!
カメラの前に立つ者は皆、本人が思う以上のことを為す。カメラの前で為したあなたの振る舞いが、これから日々、この世界の価値を支える、もしくは貶める。大げさに感じるだろうか。そう感じるひとのためにこの文章はある。
(濱口竜介 はじめにより)
演技経験のない4人の女性たちがロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞し話題となった映画『ハッピーアワー』。市民参加による「即興演技ワークショップ in Kobe」から誕生し、ほとんどの登場人物を演技未経験者がつとめるという本作は、総尺5時間17分という驚くべき大作となった。これまでにない試みで映画をつくりあげたのは、映画学校の生徒たちを起用した4時間を超える大作『親密さ』や、トータル7時間を超える東北記録映画三部作(『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』)など、常に挑発的な作品づくりを続けてきた濱口竜介。
【目次】
はじめに
1 『ハッピーアワー』の方法 濱口竜介
2 脚本とサブテキスト はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)
3 フィルモグラフィ 自作解説 濱口竜介
ISBN:9784865281347